「クルド人難民二家族を支援する会」の東です。今日は重要な件についてお知らせしたいと思います。表題にも書きましたように、10月末を目途に支援会を解散し、メーリングリストを閉鎖いたします。

 2004年7月13日から国連大学前で72日間の座り込みをおこなったクルド人難民二家族12人をサポートする目的で、この支援会は発足しました。
 
 ですが、二家族12人のうちカザンキラン家の7人はニュージーランドで一家統合を果たし、ドーガン家5人のうち兄のエルダル一家はカナダで難民として受け入れられ、弟のデニズさん は日本人女性と結婚し6月に一年間の在留特別許可が出ました。二家族12人は全員何らかの在留資格を得、収容・送還の危険性はなくなったと考えています。今後も生活は大変だとは思いますが、これからは私たちのサポートなしで自立していくと思います。

 支援会のミーティングで、全員の落ち着く先が決まったらどうするかについては、前々から議論していました。このネットワークを閉じるのは惜しいという意見もありましたが、やはり二家族のサポートのために結成し活動していた会なので二家族の殆どが日本にいない状況では解散した方がいいだろうということになりました。それに伴い全ての活動を中止し、メーリングリストも閉鎖します。ホームページについては、こうしたことがあったという証言として残しますが、更新はせず、投稿なども出来なくなります。

 3年余にわたる活動でしたが、みなさまのおかげで二家族の人々は平和と安全を手に入れることが出来ました。多くの方々のご支援に感謝しています。本当に私たちは幸運な支援会だったなと考えております。

 会は解散しますが、この間の活動で得たみなさんとの交流や貴重な経験は決して忘れることはありません。今後とも支援会のメンバーは個人個人で難民行政の改善と難民の方々とサポートにかかわっていくと思います。
 本当に長い間お世話になりました。ありがとうございました。


2007年10月6日  クルド人難民二家族を支援する会 代表 東 文男
 クルド人難民二家族を支援する会からのお知らせ
〜 会を解散し、メーリングリストを閉鎖します 〜
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